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夕霧帳

SF、ライトノベル、古典、歴史、ミステリ、批評など、雑食性の大学1回生。京都の片隅に居を構えています。

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【古典】王朝文学の楽しみ 5/11読了

王朝文学の楽しみ
著:尾崎左永子 岩波新書

あんまりまとまった本ではないが、引用してくる部分は本当に良い。
特に「和泉式部日記」の冒頭


夢よりもはかなき世の中を、嘆きわびつつ明かし暮すほどに、四月十余日にもなりぬれば、木の下暗がりもてゆく。 築地の上の草あをやかなるも、人はことに目もとどめぬを、あはれとながむるほどに、近き透垣のもとに人のけはひすれば、誰ならむと思ふほどに、さし出でた るを見れば、故宮にさぶらひし小舎人童なりけり。


がグッと来た。和泉式部はノーチェックだっただけに衝撃的。これは近いうちに和泉式部にも行ってみなければなるまい。

古典入門としてお勧め……できるかは怪しい。一通りさらっと行くので、王朝文学のアウトラインだけ知りたい人にはお勧め。


おすすめ度:☆☆☆
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