成熟という檻 「魔法少女まどか☆マギカ」論
著:山川賢一
まどか☆マギカのオフィシャル(?)評論本。
まどか☆マギカをホラーの文脈から読み解く評論。
「非人間的秩序(作中の言葉で言えば「条理」)に従うことを強いられ、それに逆らえば死ぬ」という基本ルールの示し方はなるほどって感じ。非人間的秩序に従う者=「ゾンビ」という対応のさせ方がいい。
SFの文脈だとまず話題に上がる伊藤計劃作品との関連のさせ方もまとまっていて無理がなく、まどか☆マギカのジャンル批評として面白い。
一部にアレルギーを起こしそうな文化批評の話題は避けられているので、そういう意味でも?安心。
読んでいるとホラー映画が見たくなる一冊。
おすすめ度:☆☆☆☆