トルーマン・カポーティ
流麗な筆致で綴る1950年代のアメリカの田舎……。
所々で目をとめるような言葉遣いが印象的なのだが、全体としていまいち雰囲気に乗り切れなかった。
☆☆☆
チャック・パラニューク
映画版より圧倒的に気持ち悪い一人称文体を垂れ流している。
映画では基本的に第三者的に受け止めているので、主人公がそれなりに最初は取り繕っていてだんだん地に落ちていくように感じられるんだけど、原作の一人称語りは最初からキレッキレで、そりゃこいつの中にタイラーさんが入ってきてもしゃあないと思わせられるような毒々しさである。
畏怖というか、パラニュークこいつやべえよ的な意味で印象深い一冊。
☆☆☆☆