魔法使いの夜
TYPE-MOON 全年齢PC
ギャルゲー界の大御所TYPE-MOONの最新作。
奈須きのこめ、こんな綺麗なボーイ・ミーツ・ガールストーリーが書けるとは……!
読了感がとても爽やかでした。あのラスト、反則すぎる!二人の秘密って!ああもう萌える!雰囲気もあいまって、地の文でこれだけ萌えたことなんてかつて無かった!
量が少ないというふうに聞いていてプレイ前からちょっと気になっていたのですが、実際は全然そんなことなかったです。シナリオ構成がTRPGの2セッション分って感じで、むしろ2本話を消化した感じでお腹いっぱい。ただ、相変わらず次を匂わすような描写が頻出するので、続きが読みたくてたまらなくなるのは間違いないですね。
王道でいい意味で型月っぽくないストーリーに加えて、特に光るのが演出。
戦闘シーンは、特に青子の全力砲撃や第五魔法とか、フラットスナークとか、もうかっこよすぎる。魔方陣がばあん、ばあん、ばあんと組まれて、全力全開ビームが走る。針の音に合わせて風景がガンガン変わっていく。寂れた遊園地にさーっと光がともっていく!
日常シーンでも、青子や草十郎が街を行く描写とかがすごく美しいです。とっとっとっていう足音と一緒に、背景スチルが左から右にくるくると流れていくあの演出が、平和で楽しい1日という感じがして大好きです。
それに、BGMの掛かり方が超絶妙。ここぞってところで流れるカリスマ全開の曲に鳥肌が立つ。
久遠寺有珠(アリス)ちゃんがマイ天使です。その名の通り「アリス」的な設定のキャラクターなのですが、これが俺に直撃でした。少女趣味な部分が大好きです。次回作では是非もっとふわふわファンタジー度を増量してほしいかも?w
でも、今後も草十郎への淡い恋愛感情が報われることはなさそうですよね。「首輪がぶつかる」シーンの切なさといったらない。
あと、キャラデザという面では金鹿ちゃんもかわいいですよね。どこかしら手乗りタイガー的な。ツンデレといえば手乗りタイガーだったのか。いやその理屈はおかしい。
シナリオ的には、結局「第五魔法」は何だったんでしょうね……。"青"と書いて"秩序"と読むそうですが。きのこクオリティ。次回作のために意図的に外した部分だと思うので、今後の回収が楽しみです。
それにバトルではいまいち活躍できなかった有珠の大活躍も是非読みたいですね。
次回作はだいぶ遠い未来になりそうですが、希望的観測としては来年には発売してほしいなぁ。
Fate/Zeroがあれだけ売れたら型月が潤いすぎて仕事をしなくなるんじゃ……。
おすすめ度:☆☆☆☆☆