米澤穂信
「クドリャフカ」というと和風でわふーな何かが……。
あっちのクドリャフカは京アニで動かないんですよね。残念だ。
誰に心の底から"期待する"ような経験って、私にはまだないかもしれません。
超えてやりたいやつはいても、超えられないとまで思いつめたことがないからかしら。それだけ私が恵まれた環境にいて、人生経験が浅いからかもしれませんが。
「クドリャフカ」、面白かった。過去3巻の古典部シリーズでは一番気に入りました。
登場人物たちのそれぞれかけた「期待」のリフレインにやられました。個人的な大好物で、不覚にも最後のあたりでグッと来てしまいました。「青春ミステリ」の青春のほうが強くなって半ばミステリじゃなくなってますが、でもこの描写に120点をあげたい。こういうリフレイン描写を多用する作家がいたら是非紹介してください。
本筋とは関係ない文化祭の様子もいいですね。
お料理バトルとかわらしべ長者とか、ここまで引っ張る必要は本来無かったはずだけど、でも古典部の面々が生き生きとしていて面白い。こんなに面白そうな高校の文化祭なんてあるのかしら……w
「ABC殺人事件」を積んでるなかで読みましたが、十分に面白かったです。この調子で頑張って積んでるクリスティも消化します。
おすすめ度:☆☆☆☆☆