鳳一真
シリーズ最高傑作!
収録されている短編二つは特筆すべき面白さ。ダルクのほうは、「ええっ、こいつそんな奴だったの!」という驚きで引っ張って、最後は座りの良いところにうまく落とすというキャラクター小説ならではな短編。七々々ちゃんのほうは、のっけから記憶喪失の主人公と読者を置いてけぼりにするエヴァQみたいな話に始まり、ミステリ自立てに面白いゲームバトルが展開。その後の展開やもう一つの中編も含めて、七々々ちゃんのキャラクターがやっと明確になってきて面白くなってきた。今後にも期待。
☆☆☆☆☆
桜庭一樹
桜庭先生に完敗してしまった……という感じ。
ううむ、書きたいネタだったのだけど、こんなにピュアな部分を力強く語られてしまうと、自分の小手先っぷりが恥ずかしくなる。デザートイーグルで見事に撃ち殺されたということで。
☆☆☆☆☆
桜庭一樹
題材的に苦手で、ひーこら言いながら読了。
ううむ、これはひーこら言わせるくらいにはキツいパワーのある作品なのだが、それほどピンと来なかったなあ。
☆☆☆
高橋弥七郎
帯の灼眼のシャナ10周年の文字が感慨深い、電撃の超大御所シリーズの後日談。
一つの時代を築いたシリーズがまたひとつ完結してしてしまった。15巻くらいからがくっと刊行速度が落ちて、続いているんだか続いていないんだか分からないような状況になっていたのも今は昔。ついにここまで来てしまった、というのが正直な感想だなぁ。
本編は悠二×リザベルのインパクトが強かった。なんて和む男コンビなんだ……。あのチンピラっぽい感じから、よくぞここまでリザベルはのし上がった。まさか盟主殿と仲良くカツ丼をつつく仲になるとは。微妙に出番が少なかったシャナよりヒロインが高かったw
往年の名台詞、「うるさいうるさいうるさい!」だとか、カリカリモフモフだとか、そんな懐かしいワードも出てきてノスタルジーに浸れる。
876先生、10年間ありがとう! お疲れ様でした!
☆☆☆☆☆